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アレルギーの治療
アレルギーの治療は、体質を簡単には改善できないことから、原因物質(アレルゲン)の除去や症状の緩和、免疫力向上のための生活習慣の改善が中心になります。
アレルゲンの除去
まずは原因となるアレルゲンから身体を遠ざけるのが、アレルギー治療の基本中の基本です。アレルゲンをゼロにできなくても、一定のレベルまで減らせれば、大きな効果が期待できます。ハウスダストであれば、とにかくマメに掃除をし、風通しに気をつけ、カビやダニを繁殖させないこと。また、花粉の飛散量の多い日は外出しない、といった方法が効果的です。
症状の緩和
アトピーで皮膚が炎症を起こしてただれていたり、花粉症で鼻水が止まらず眼も痒い、といった激しい症状がある場合は、抗ヒスタミン剤などの薬で症状を抑える必要があります。
生活習慣の改善
免疫力を高めていれば、同じアレルゲンでも体調によってアレルギー症状が出ないか、出ても軽くてすむということがわかっています。
特に食生活の改善事項として、タンパク質の摂取を総摂取カロリーの10%まで減らすことや、動物性タンパクを控えて植物性タンパクを食べること、牛乳や乳製品をやめ、カルシウムは海藻や野菜、小魚などで補うこと、できるかぎり有機栽培された野菜や果物を摂ること、辛い食べ物、アルコールなどの刺激物はほどほどにすることなどをお勧めします。
さらに、規則正しい深い眠りは、生活習慣の最も基本です。 また、疲労をためない。疲労は免疫力の低下や自律神経の変調をもたらすため、疲労を溜めないことも重要です。そして普段から、鼻で呼吸できる軽い有酸素運動を心がければ、自律神経の働きが向上してアレルギー反応をおさえやすくなります。口呼吸のひとはすぐに鼻呼吸に改めましょう。
口呼吸とアレルギー
空気中に、無数のばい菌とほこりが浮遊しています。口呼吸の場合、このような空気中の有害物質が直接肺に入り、直接血液を汚してしまいます。 これによって血液中の白血球はばい菌と共存しやすくなります。感染された白血球の免疫力が低下し、アレルゲン物質をやっつける力を失ってしまいます。
鼻呼吸の場合、鼻水や鼻の毛により、空気中の有害物質が濾過されますので、白血球がばい菌に感染されるリスクを最小限に抑えることができます。
アレルギーの予防と治療には、口呼吸をやめ、鼻呼吸の習慣化は絶対不可欠の対策です。
冷えとアレルギー
「冷えは万病の元」の如く、アレルギーの原因のひとつは体の冷えといえます。
免疫学では、体温が1度下がれば、免疫力は35%低下すると言われます。つまり、体温が低くなると、免疫の主役である白血球の働きが低下してしまい、ウイルスを消化する力が弱くなり、病気に感染しやすいだけではなく、病気からの回復力も低くなります。
口呼吸の場合、冷たい外気により、肺の血液を冷やしてしまいます。
冷たいものを飲んだり、食べたりすると、胃腸の血液を冷やしてしまいます。特に腸が冷たくなると、腸にしか生存しない常在菌は血液にはいり、白血球を感染してしまいます。感染された白血球は血液とともに全身の組織に入り、いろんなところでアレルギー症状を引き起こしてしまいます。
アレルギーの予防とアレルギー症状の治療には、冷たいものを避け、体を温めることは絶対不可欠です。
腹式呼吸とアレルギー治療
鼻呼吸を利用する腹式呼吸法は人体自身の自然治癒力の向上を主眼するもので、以下の側面でアレルギー改善の効果が期待できます。
■鼻呼吸の習慣化
口呼吸では、寒い外気を直接肺に吸い込み、血液を冷やしだけではなく、口が乾燥しやすく、水の取りすぎになりがちのため、冷えのリスクが高いです。これに対して正しい呼吸法を身につけることによって鼻呼吸が習慣となり。外気や水による冷えを防ぎ、アレルゲンとなる有害物質の体内への侵入を最小限に食い止めることができます。
■エネルギーの補足
腹式呼吸によって大量酸素が体内の隅々に取り込まれ、体内に脂質代謝が起こり、普段の糖質代謝から得られない大量のエネルギーを確保でき、基礎代謝の向上による冷え改善の効果が期待できます。
よって白血球の働きが活性化され、アレルゲンを消化する能力が高まります。

